症例


SATでは、予防歯科・メインテナンスを中心としたメディカルトリートメントモデルという流れに沿った歯科診療を推奨しています。
歯科診療におけるメインテナンスの重要性を理解していただくために、ここで3つの症例を紹介します。
1つはメインテナンスを行っていない事例、2つはメインテナンスを行っている事例です。

歯を失う原因であるむし歯、歯周病を防ぐために、メインテナンスを受け続けた場合と、今まで通りの歯科診療のスタイルでメインテナンスを受けなかった事例を比較することで、どのような効果があるのかを理解してください。
生涯に渡って健康な歯でいるためには、メインテナンスが必要です。
今の日本では、メインテナンスを受けている人の割合は5%以下です。


◆症例1

初めて来院されたのは44歳の時です。
特段虫歯もありませんでした。
ただし、メインテナンスの考え方を理解していただくことができず、20年後に総入れ歯になっしまった方です。

メンテンス無し


◆症例2

初めて来院されたのは36歳の時です。
ご覧の通り、お口の環境はあまり良くありません。
ただし、この時から年に数回歯科衛生士がお口のクリーニングを行うことで、歯を失うことなく良好な状態を保っています。
歯科医師はこの18年間に数回治療しただけでした。

メンテナンスあり


◆症例3

初めて来院されたのは7歳の時です。
このころはまだ乳歯ですが、ご覧の通り虫歯が多く、このままでは新しく生えてくる永久歯もむし歯になってしまうことが予想されます。
しかし、お口の中の環境をむし歯になりにくい状態に変えることでむし歯のない永久歯列を作っていくことができます。

小児ランパント